浄化槽が原因の場合
日本でも地方の都市や集落では下水が設置されていないところも多く、簡易浄化槽や合併浄化槽といった施設が下水道と下水処理場を兼ねて稼動しています。
ちなみに現行法では浄化槽といった場合、複数家庭の汚水処理を賄う合併浄化槽の事を指し、以前に各家庭で設置された個別・簡易の浄化槽は「みなし浄化槽」という扱いになっているそうです。
簡易にしても合併にしても、浄化槽というものは基本的に汚水から汚物を分離して、微生物の働きで汚物を分解、ある程度綺麗になった水を浄化槽外に排出するという仕組みで成り立っています。
分離方式や分解方式にはいくつかの方式がありますが、いずれも共通する点が「完全なメンテナンスフリーではない」ということです。
汚水から分離した汚物は生物分解を受けることで、大部分は最終的にメタンや二酸化炭素になり大気中に放出されます。
しかし、どうしてもある程度の割合で分解できない部分が残っていきます。
こうして残っていく「汚泥」を定期的に除去してやらなければ、浄化槽はいずれ満杯になってしまいます。
また、曝気装置の故障などで本来の処理能力を失ってしまった浄化槽は、汚物が分解できなくなりますので急速に中の容積を減らしていきます。
下水道が設置されておらず、浄化槽にて汚水処理を行っている地域においては、こうした浄化槽のメンテナンス不足やトラブルが下水のつまり、溢れ、逆流を引き起こすことがあります。
浄化槽のメンテナンスは個人で行うことを基本的に止められていますので、おかしいなと感じたら指定業者に連絡してチェックをしてもらいましょう。


